2月もそろそろ終わり。日中は春らしい日も増えてきましたね。

しかし、この時期はスギ花粉が本格的に飛び始める時期でもあります。福岡市では2月下旬から3月上旬にかけてがスギ花粉のピーク。私も花粉症ですが、目のかゆみやくしゃみよりも、肌の荒れやかゆみが気になるタイプです。

 

花粉症は単に不快なだけでなく、作業や運転の注意力低下から、安全管理上の課題にもなりえます。例えば…

 視界の悪化:目のかゆみや涙で視界がぼやける。

 注意がそれる:くしゃみや鼻水で一瞬体の動きが乱れる。

 効率や意欲の低下:作業が遅れたり、集中力が削がれたりする。

 

実際に、花粉症が原因とされる交通事故も報告されています。

 ・2005年3月(岩手県遠野市):路線バスの運転手が大きなくしゃみをした際、貧血のような状態になり歩道に乗り上げる。

 ・2017年4月(愛媛県今治市):くしゃみを連発し、対向車と正面衝突。

 ・2023年3月(大阪市生野区):くしゃみで意識が遠のき、歩道に乗り上げる。

運転中に花粉症の症状がひどくなりそうと感じた場合は、安全な場所に停車し、落ち着くのを待つことが大切ですね。

 

野外活動や体験イベントでは、一般的ですが次のような対策を心がけておきたいところ。

 ・花粉をつけにくい素材の服装にする。

 ・帽子をかぶって髪につく花粉を減らす。

 ・建物に入るときに服を払って持ち込む花粉を減らす。

 ・こまめな水分補給で喉を潤し、花粉の影響を和らげる。

 ・トイレや洗面所を使いやすくしておく。

 ・症状がひどい場合は無理せず休憩する。

 ・抗アレルギー薬を服用する際は、副作用の眠気に注意。

 

思わぬ事故を防ぐためにも、また、落ち着いて体験や学びに集中してもらうためにも、花粉症対策を意識したいですね。