かなたけの里公園にて「体験で学ぶ里山ツアー」が開催されました。
私達は「ビオトープ(生物の生息場所)管理」を担当。参加者のみなさんと一緒に、泥んこになりながら外来植物・キショウブの抜き取り作業を行いました。掘って抜いてみんなで踏み均した湿地は水が溜まりやすくなってよい状態に。これから産卵を迎える種類のカエル達も利用してくれるかも!楽しみですね。

キリリリリキリリリリとシュレーゲルアオガエル達の鳴き続ける里公園の湿地が今回の会場。
普段は入れない場所ですが、最近外来植物のキショウブがどんどん拡がって陸地化が進んでいることが気になっていました。

長靴に軍手をはめていざ、湿地へ!
もうすぐ開花時期を迎えるキショウブは背も高く、初めての方でもわかりやすい状態です。スコップで周りの泥をほぐしたら、尻もちをつかないようにゆっくり引き抜きます。ショウガのような根茎まできれいに抜き取れたらグッジョブ。小さなお子さんも泥んこになりながら大物にチャレンジしたり、楽しんで作業している様子でした。

作業中、泥の中からオケラがよく現れました。
手に乗せると指の間を掘ってくるんですよね。小さいながら力の強さに驚かされます。私達はこんなにドロドロなのにオケラはどうしてキレイなままなんでしょう?不思議。

朝から夕方まで3チームで作業を実施。
ブルーシートにキショウブの山が築かれ、水が溜まってくれそうな雰囲気に。
雨が降ったらどうなるかな~今後の湿地の様子はまたお伝えしますね。

泥んこになりながら湿地を守る体験をしてくださった参加者のみなさま、お疲れさまでした!
そして、運営を手伝ってくれたボランティアスタッフのまーさん、うっしー、ぴーちゃん(北九州から参加)、ありがと~!