第九回 イラガの繭 2019年1月
私たちの最近のブームは樹木の幹に付いたイラガの繭を見つけながら歩くこと。
ブームの始まりはお正月のある日。息子が街路樹を指さして叫びました。
「お母さん!あれなに?丸い小さな石みたいなのが木にいっぱい付いとうよ!!」

幹にたくさん付いているのが見えますか?

これはイラガの仲間の幼虫の繭で、穴が開いているので、中の幼虫が成虫になり
出て行った後の殻です。殻は触るととても硬いです。

これは以前近くで撮った幼虫の写真(ヒロヘリアオイラガ)です。
※毒針を持っているので触ると痛いです。

どの繭も丸いきれいな穴が開いていました。
こんな硬いのにどうやって開けたんでしょうね。
中には蓋が取れずに残っている殻もありました。

今日も街路樹を見ながら、「あ!あった〜!こっちにはないよ〜!」と
イラガ繭チェックしながら歩きます。
目が慣れたのか、普通に歩いていてもイラガ繭に目が行くようになりました(笑)
こうして歩くと、いろんなところに付いているものだと感心します。
しかし見つけた繭はどれも穴あき...
まん丸の穴なし繭を見つけるのがこの冬の目標になりました。