今回は実験的企画のため、いつものように市政だよりには出さず、かなたけの里公園、
グリーンシティ福岡のHPのみのお知らせでしたが、17名の方にご参加いただけました。
講師をお願いした野島さんは、グリーンシティ福岡ではコラム「かたつむり的世界観」でお馴染みですが、大学でコウモリについて研究されていたそうです。

19時に出発。
観察地では日没後20〜30分程度がベストな状態だそうで、夕闇の中、虫たちの様々な
声を聴きながら園内を歩きました。
・・・このまま薄暗がりの中、目で飛び交うコウモリたちを観察、というのも乙なもの
かもしれませんが、今回はこの専門機器を使用します!

ジャーン!
「バットディテクター」といいます。
人間の耳では聞き取れない周波数の音(超音波)を出して暗闇を飛び回るコウモリたち
の音を変換して聞こえるようにしてくれるツールです。

園内上空を飛び回るのは住宅街に住んでいる小さなアブラコウモリたち。
(体重はわずか1円玉5,6枚分ですって)
ちょっと高い所を飛んでいましたが、バットディテクターをかざすと、
「キョ、キョ、キョ、キョ・・・」と聞こえてきました。
獲物を捕らえたときは、
「キョ、キョ、キョ、キョ・・・ブリィィィ!」となるそうですよ。
薄闇の中、目の良い子ども達が、
「あっち!今度はあっち!」と指示してくれて助かりました。これって大人からすると超視力です。

すっかり暗くなって、コウモリたちが別のエサ場へ移動した後は、野島さんからコウ
モリのお話&クイズ。
リュックからはスケッチブック、タブレット、書籍、ぬいぐるみと、次々に分かりやすくて、
子どもたちが集中できるようなコウモリアイテムが出てきてビックリ。
特に野島さんのスケッチブックに描かれたイラストは、上手でラブリーで、参加者の方からも
絶賛でしたよ。



早速コウモリを夏休みの自由研究にするというお子さんもいました。
夕暮れどき、自然の少ない住宅街にある私のお家の周りでも、ほとんど毎日アブラコウモリ
たちが飛び回っています。一体何を獲物にしているのでしょう。身近でミステリアスなコウ
モリの世界、私もハマってしまいました。
(主催:かなたけの里公園)