先日かなたけの里公園で行なったイベント「はじめてのたき火・はじめてのノコギリ」の当日。

天気予報での風速は5.0m/sとなっていました。つまり1秒間に5.0m進む速さの風。時速に置き換えると18km/hなので大したことないような気もします。

ですが、吹きさらしのたき火スペースを使うのはやめにして、半屋外の炊事棟にあるブロックで区切られたかまどスペースに変更して実施しました。当日の様子はコチラ

 

さて、気象用語の定義では、「風速」「瞬間風速」は次のとおりです。

 風  速:10分間の平均風速(単位:m/s)

 瞬間風速:3秒間の平均風速(単位:m/s)

天気予報などで見かけるのは「風速(10分平均)」ですね。お天気番組では「最大瞬間風速」を口頭で付け加えたりします。「瞬間風速(3秒平均)」のうち最大のものです。

 

一般的に「瞬間風速」は「風速」の1.5倍から3.0倍、時にはそれ以上になるのだそう。

なので冒頭のたき火プログラムの日、天気予報での風速が5.0mだったということは、最大瞬間風速が15.0mとかになってもおかしくないということですね。

 

風速の数字を見なくても現地の体感で、風がビュービュー吹いて、たき火の火が真横に流れるようだったり、くべた焚き付けの葉っぱが舞い上がって他所に飛んでいくようであれば十分危険な状況です。中止や場所の変更を考えた方がよいと思います。

もちろん「強風注意報」が出ているのであれば問答無用でたき火イベントは中止(まさか「暴風警報」が出ている時にたき火をしようとする人はいないと思います)。

ちなみに福岡市の場合、風速12m/sを目安に「強風注意報」、風速20m/sを目安に「暴風警報」が発令されます。目安となる風速は地域によって異なります。

 

天気予報の風速5.0m/sで「焚き火中止」を呼びかける体験施設やキャンプ場もあります。

指導者が付き添っているかどうか?たき火場所の周辺がどんな環境か?などで判断は変わると思いますが、天気予報の風速5.0m/sは一つの判断ポイントになるように思います。

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