3月5日はまもるーむ福岡の特別講座「砂浜の貝殻ウォッチング」でした。長垂海浜公園の砂浜からひげさんがオンライン生中継。貝殻を拾い歩きました。

ゲスト講師は博多湾生きものネットワークの印部善弘さん。
貝の種類にとっても詳しいだけでなく、貝を食べて味わったり、アクセサリー作りをしたり、さまざまな貝殻の楽しみ方を熟知していらっしゃいます。

ひげさんが歩き始めると、まもなく第1貝殻発見!

「欠けた貝殻で、バカガイの破片かな。だいぶ擦れてしまっている」と印部さん。
そして少し歩くと、すぐに第2貝殻を発見!

これは「博多湾では珍しい種類で、準絶滅危惧種のクチベニガイ」とのこと。
今宿や海の中道にはわりと落ちているそうです。

こちらは「サルボウ」という貝。
スジがたくさん入っていますが、サルボウはこの線が32本あるといいます。
アカガイなど、種類が違うとスジの数が違うのだそう。

「うちにもたくさんあるよー」と、見せてくれた参加者もいました。
ほんの数メートル歩くだけで、いくつもの種類の貝殻が見つかります。この後、印部さんがお持ちのいろいろな種類の貝殻の写真や、貝の料理の写真を見せていただきました。

こちらはバカガイの塩ゆで。
アオヤギとも呼ばれ、オレンジ色の部分が寿司ネタになるそうです。

ひげさんが拾い集めた貝殻がこちら。
これをグループ分けしていきました。

「この陶器のような貝殻のカケラはなんだろう?」と聞くと、「カガミガイの破片かな?」とすぐに推測して答えてくださる印部さん。

この貝はピンク色でとてもきれい。
サクラガイの仲間なんだそう。

実体顕微鏡で見ると、縞模様までくっきりみえます。きれい!

集めた貝はこんな感じに分けることができました。
いろいろな貝の見分け方や、食べ方までお伺いすることができて、とっても楽しいオンライン観察会でした。
放課後は参加者の皆さんからの「この貝は何?」というたくさんの質問大会!
楽しかったですね。参加されたみなさん、ありがとうございました。
印部さんも、難しい質問にも丁寧に解説していただき、ありがとうございました。
(主催:福岡市環境局保健環境研究所/2021年度まもるーむ交流活動支援業務)