今年は、気温的には11月から一気に冬になった感じがしますね。
私がいよいよ冬が始まるなと感じるのは家の近くでジョウビタキの声を聴いた時です。
 

ジョウビタキ♂(日本野鳥の会福岡支部 田村耕作氏撮影)

「ヒッ・・・ヒッ・・・ヒッ・・・ヒッ・・・」という澄んだ声は
朝の冷たい空気がとてもよく合うと感じます。
その澄んだ感じが出るかどうかはさておき、ジョウビタキのように鳴いてみました。

画像をクリックしてみてね!私が鳴きます。

この「ヒッ…ヒッ…」という地味な鳴き方は「地鳴き(じなき)」と言います。
野鳥の鳴き声は、さえずりと地鳴きに分けることができます。
一般的にさえずりは繁殖期にオスが縄張りを宣言したり、メスを呼んだりするために鳴くもので歌のようだったり、決まった節回しがあったりして、華やかな声です。
一方、地鳴きは日常的に使われる鳴き声で仲間との合図に使われることも多いのですが、ジョウビタキの「ヒッ…ヒッ…」は縄張りを主張するものです。「カッ、カッ」と時々鳴き、この時期はオスとメスが縄張りを巡ってバトルすることもあるようです。
(イラストはメスの私とオスのジョウビタキがバトルしている様子を描きました(笑))

冬の間、みなさんのおうちのすぐそばでジョウビタキが
「ヒッ…ヒッ…」と鳴いていると思います。
目の前まで来てくれることもあるので、ぜひ探してみてくださいね!

 

本物の声を聞きたい方はコチラでご確認くださいね↓
●サントリーHP
https://www.suntory.co.jp/eco/birds/encyclopedia/detail/1457.html

●日本野鳥の会 埼玉HP
https://wbsj-saitama.org/yacho/koe/16.html