まもるーむ福岡にて環境のための小さな一歩シリーズを開催しました。
第2回のテーマは「身近な自然探検~観察スポットと生き物の探し方~」。
SNSを通じて身近な自然の姿を発信する野々大樹さんのお話を聞いた後、自然探検カレンダーを制作しました。

野々さんはInstagramのアカウント「福岡生き物新聞」の中の人。野鳥、昆虫、貝、エビ、カニ、魚など、本当に様々な生きものの動画を投稿されています。
お話の中では、身近な水辺で見られる生きものとそのフィールドについて、観察の仕方や必要な道具も教えていただきました。
ソラスズメダイやチョウチョウウオなど熱帯の魚が福岡市内でも見られたり、人や車が行きかう通りのすぐ側でトビハゼが岩にひっついていたり、驚きの情報が次々と。暖かくなったら出掛けてみたい場所がたくさんできました。カラフルなウミウシの仲間達は年中磯で見られるそうですよ。

また、野々さんが普段どうやって見たい生きものの生息地を見つけているかについても教えていただきました。その1つが人づて。おすすめは観察会やイベントに参加すること。場所や視点などの情報を得られることもそうですが、貴重な生きもの好きな人に出会える場でもあるとおっしゃっていました。うー、わかる!

最後は大事な注意点。フィールドでの安全やルールのほか、SNSでの公開については、どのようなリスクがあるか想像してみることが大切だと思うとお話されていました。生きものについて多くの人が知る事は守ることに繋がる一方、一部による乱獲や盗掘を招く可能性も考えられます。

後半は自然探検カレンダーづくり!
班に分かれてお茶やお菓子を食べながらワイワイたのしく作業しましたよ。
ズラッと並んだ図鑑やスマホを見たり、野々さんや他の参加者から情報を教えてもらったりして自分だけのカレンダーが完成~!意外な生きものの名前が並んでいて、全員に詳しくお話を聞いていきたいほどでした。

野々さんは生き物を見る人がもっと増えることを祈って投稿を続けられています。
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https://www.instagram.com/fukuoka.nature.magazine/

(福岡市保健環境学習室交流支援業務委託)