
少し寒さが緩んだ2月15日の土曜日。かなたけの里公園で「冬の里山観察会~カエルの卵編~」を実施しました。
ニホンアカガエルの特徴や生態についてお話した後、野外へ出て観察スタートです。2月の頭の調査で16個ほどだった卵塊は増えているかな?とまずは管理棟すぐ下の畑の水たまりに行きました。
ここはすぐに干上がってしまう場所なので、ここで見つけた卵塊は状態のいい湿地へ移動させることにしました。名付けて「卵塊救出大作戦」を決行!子どもたちががんばって合計15個の卵塊を救出することができました。
一番卵塊がたくさん見つかるだろうなと予想していた湿地は、12月の年末祭で「カエルのたまにひと仕事」というニホンアカガエルの産卵場所を整え、保全するイベントをした場所です。
↓↓保全作業の様子はコチラのブログから↓↓
http://www.greencity-f.org/blog-post/395372
とても良い感じで水がたまっていて、そこにはたくさんの卵塊を発見!!
成長段階の違う卵塊があり、白いトレイに入れてじっくり観察。生みたてと思われるものは黒い部分がまんまるで外側のゼリー状の粘液がプリプリでとても弾力がありました。2週間ほど経ったと思われるものは黒い部分がだるま形だったり、オタマジャクシっぽい形だったり。虫メガネで大きく拡大してみて、観察を楽しみました。たくさん卵塊と触れ合った後は、元の場所に戻します。「無事にカエルになるといいね!」
整備した湿地は水がたっぷりとあったので、ここで救出した卵塊も合流させることにしました。
今回の観察会で
①干からびてしまう水たまりに15この卵塊を見つけたこと
②「カエルのたまのひと仕事」で整備した湿地に50以上の卵塊を見つけたこと
③園内にはたくさんの水辺があるけれど、ニホンアカガエルは少し浅くて、流れのない水辺に卵塊を産むこと
などを確認することができました!
何より、子どもも大人もプルップルの卵塊の触り心地を存分に楽しむことができ、そんな環境が整っているかなたけの里公園のすごさを再確認しました。ご参加のみなさま、ありがとうございました!
主催:かなたけの里公園





