
暑いですね。ここ数年の夏は人間だけでなく盆栽たちにとっても過酷な季節になり、遮光ネットを張っても葉焼けを起こしてしまう盆栽もいます。幸い我が家は大丈夫ですが、水やり回数に変化が起きました。
夏期の水やり回数は基本1日2回とよく言われますが、我が家の場合は1日1回で十分でした。しかし、今年は1日2回!強い日差しと、コンクリートベランダならではのむわっとした暑さの中、渋い表情で水やりをしています。そんな時に顔をほころばせてくれるのが、やわらかなピンク色の苞と可憐な花をもつブーゲンビリアです。ブーゲンビレアとも呼ばれます。
ブーゲンビリアについて調べてみました。ナデシコ目オシロイバナ科ブーゲンビレア属。熱帯性の低木で、原産地は中央アメリカや南アメリカの熱帯雨林。ピンク色の花びらのような部分は苞(ほう)、中にあるものが花です。確かにオシロイバナに似てる。苞は、葉が特殊化したもので外部からの衝撃や紫外線から花を保護する役割があります。色も鮮やかで目立つので虫を引き寄せる役割もありそうです。耐寒性がありますが、冬場の零度を下回る日は家の中に避難させる必要があります。

7/29の様子。花が終わり落葉しました。下の方に葉芽が付きました。
ブーゲンビリアの幹肌を見てほしくて森人(もりんちゅ)を呼びました。
(森人、桃)ブーゲンビリアも盆栽になるんやね。10月にも花が咲くらいしいけん、今度はその時に呼んでよ!
(森人、緑)ごつい肌やね~、意外~。
ブーゲンビリアに対するこれまでの印象は、あーきれいな花だな(苞とは知らず)くらい。蔦のように這って伸びている様子を遠目で見る程度でした。盆栽としてお世話をすると、樹全体の変化を間近で観察しながら樹の特徴などを知ることができます。これも盆栽の魅力の一つですね。