10/4(土)にネイチャーツアー最終回、第4回海編「漁船で体感する博多湾の恵み」を開催しました。

会場は福岡市中央区にある伊崎漁港漁師さんたちのご協力のもと、5隻の漁船に分かれて博多湾をクルージングしながら海の恵みや福岡の自然について学びましたよ。

あいさつのあとに、漁師さんから注意事項を聞き、さっそく博多湾へ出発!風が少し出ていましたが、波は穏やかで涼しくとても気持ち良かったです。

ライフジャケットを着用して乗船します。

漁をする時には海のゴミも回収されるというお話を聞きました。

いつもと違う角度でみる博多湾から、志賀島や能古島、玄海島、マリンワールド、アイランドシティの場所などを教えてもらいましたよ。海図フリップで博多湾全体の様子なども確認しました。

船上は漁師さんへの質問タイム。博多湾で獲れる魚や漁をする時間、好きな魚は何?など色々な質問に答えくださいました。

ネイチャーツアーで訪れた曲渕方面の山々や、そこからつながる室見川の河口を見ながら、これまでのツアーをふりかえりました。

下船後は、事前に用意してくださった海の生きものとふれあいました。

エビが勢いよく飛び跳ねるたびに子どもたちの歓声が!

ホシザメを触ったり(サメ肌でした)、ナマコを触ったりとても楽しい時間となりました。

★水槽の中にいた生きもの

テナガダコ、クマエビ(別名:まえび、あかしまえび)、クルマエビ、サルエビ(別名:すえび)、シャコ、カブトガニ、タイワンガザミ、ジャノメガザミ、ヘイケガニ、ナマコ、アナゴ、カワハギ、ヒラメ、ホシザメ(別名:のうさば)

 

 

また、ここでも漁師さんから貴重な話を伺いましたよ。漁師の皆さんは、毎年山で植林活動もされてるいるとのこと!

「山や川が元気じゃないと海も元気にならない。山から流れてくる栄養が海を元気にしてくれるから、山を大切にしないといけない。」というお話に参加者みなさんの表情も真剣。

最後にこれまでのツアーのまとめと海ゴミの影響を学び、無事に終了!

半田会長をはじめ、伊崎漁港のたくさんの漁師の方々のご協力のもと大変貴重な体験をすることができました。伊崎漁港のみなさま、本当にありがとうございました。伊崎漁港では土曜日に夕市が開催されていますので、食からも海の恵みや自然のつながりを感じてくださいね。

今年は4回のツアーをとおして、「山・里・川・海」という豊かな自然のつながりが私たちに多くの恵みをもたらし、生活を支えてくれていることを学びました。一緒に学んでくださった参加者の皆さま、協力してくださった各会場の関係者の皆さま、ありがとうございました!

(主催:福岡市環境局環境調整課)