秋はイベントや活動が増える時期。仕事や活動の段取りもついバタバタとあわてがちになります。でもそんなときこそ「安全のための時間」を意識して取ることが大切ですね。

 

グリーンシティ福岡ではよく「イベント前ミーティング」を実施します。土日の開催だったらその直前の金曜や木曜日。担当スタッフで、準備物の確認、当日の流れ、スタッフの移動手段や集合場所、想定されるリスクなどを共有します。15〜30分程度。短時間でもあらためて確認しておくと不安が減り、余裕が生まれます。

 

また、当日のイベント開始前にも手早く、参加者のキャンセル状況や進行の流れ、役割分担などを確認します。時間にすると5〜10分程度。ただ、会場設営や早く来た参加者への対応でバタバタしてしまい、やらないままイベントをスタートさせてしまうこともあり…反省中。イベント中に「あれ、誰が何を担当するんだっけ?」となると、余裕も減り、安全管理上もよくないですね。

 

特に、参加者が多いワークショップや集客イベントへの出展など、流動的かつ臨機応変な対応が必要な現場だと、全体が見渡せなくて「軽いパニック状態」で運営してしまう場合も。そんな現場ほど開始前に「今日はどんな危険がありそうか?」など、全員で共有しておくといいですね。落ち着いて行動でき、事故の芽にも気づきやすくなります。

 

安全対策のために必要なのは、特別な道具や難しい技術だけではないと思います。1〜2分でも、立ち止まって状況を確認する「時間」こそ安全のカギかと。

私たちもカンペキとはなかなかいきませんが、そういう「安全のための時間」を活動や業務の中に組み込んで、それをやるのが当たり前な雰囲気を育てていきたいと思っています。