植替え作業がひと段落し、盆栽の手入れにもしばしの静けさが戻ってきました。
今年に入って我が家に花ものの盆栽が加わり、うれしいことにたくさんの花を咲かせてくれています。まだ世話を始めて日が浅く、それぞれの個性はつかみきれていないのですが、あまりにも美しいのでご紹介します。
コウチョウギ(香丁木)です。アカネ科ハクチョウゲ属の常緑低木で、沖縄をはじめ、東アジアから東南アジアにかけて分布しています。
名前の由来は、根を切ると特有の香りがすることから。盆栽では2、3年ごとに植替えを行うため、その香りに気づきやすかったのでしょう。
残念ながら今年の植替えは私が担当しておらず、香りを確かめることはできませんでした。
花は、すっきりとしたよい香りがします。
ちなみに「コウチョウギ」は盆栽で用いられる呼び名で、標準和名はハクチョウゲ(白丁花)です。白い丁字形(ラッパのような形)の花を咲かせることから、この名が付いたそうですよ。
花期は5~7月で、暖かい地域では秋にも花を咲かせることがありますが、私の経験では翌年の樹勢が落ちることが多かったので、たとえ暖冬であっても今年は咲かないでほしい、と思っています。
(緑森人)5月も花見ができるね!
(白森人)きれいかね~。これからどんな木になるか楽しみやね。
この木の見どころは、何といっても花付きの良さです。ご覧のとおり満開で、まだ蕾もあるため、しばらくは花を楽しめそうです。
萌芽力も強く、2か月前の植替え後には根元から芽が出てきて、順調に育っています。
このまま育てていけば、樹形の自然な変化や、大木のような風格も増していくのではないかと想像しています。
そもそも私が盆栽に魅せられたのは、どんなに小さな木であっても花を咲かせる――そんな当たり前のことに気づかせてくれたからです。また、季節や環境の変化に柔軟に応じて生きる姿も見せてくれます。
そんな盆栽たちは、私たち家族に元気を与え背中を押してくれる家族の一員であり、師のような存在です。