先月はとある企業の社内コミュニティの方々向けに、オンラインでお話する機会がありました。
NPOが現場で感じている課題を共有した上で、
「事業化のタネはないだろうか?」と一緒に意見交換する内容です。

① 都市部の生物多様性
都市の緑は増えてきたように見えても、生きものの住処としては十分でないところがあります。
緑の「面積」だけでなく、土壌の状態や、そこにいる生きもの、植生など、「質」も見ていきたい。

② 自然体験の機会格差
車の有無や経済的な事情などによって、自然に触れる体験の差が広がっているように感じます。
また、空き地や原っぱ、雑木林など、以前は子どもたちが勝手に遊べたような場所も減りました。
どこもかしこも「誰かの何か」になって、身近で気軽に触れられる自然が少なくなっています。

③ 届けたい活動ほど、お金になりにくい
これは社会課題というよりNPOの経営課題ですが(笑)。
特に「自然体験の機会格差」をなんとかしようとすると、参加費を上げて事業収入を増やす方向性とは相性が悪い。
この領域は行政施策として実施されることが多いですが、企業や地域との連携を増やしたい。

そんな話を素材にあれこれ意見交換しました。
あらためて思ったのは、自然に関わる活動には「自然に触れると気持ちいい」「チームづくりなる」といった、個人や企業にとってわかりやすい価値と、「生物多様性を守る」「自然体験の機会格差を減らす」といった社会的な価値と、その両方があるということ。
この二つをうまくつなげることが、新しい事業につながるのかもしれないな、と感じてよい機会でした。
お声がけいただいた皆さま、ありがとうございました!
こういった「話題提供+対話」のような場、大歓迎です。
ご希望の方はお気軽に!

あと写真は、うっかり捕まって「ハナセ!ハナセ!」と、もがいているクビキリギスです。