会議ファシリテーションの分野では定着してきた感のあるKPT。
 団体の安全管理を考える上でも大事な手法です。
 
 KPTとは、Keep, Problem, Tryの頭文字。「ケプト」と読んでいます。
 イベントやワークショップが終った後のふりかえりで、
 「良かった点(K)」「悪かった点(P)」「次回に向けた改善点(T)」に
 分類しつつ意見を出していくという手法です。良いor悪いの両方の意見が
 出やすいことや、次回の具体的な改善提案を意識して考える点などで
 よいフレームワークだと思います。
 
 特にグリーンシティ福岡では「悪かった点(P)」の中で「ヒヤリハッと」を
 記録することを心掛けています。「ヒヤリハッと」とは事故や怪我まで
 にはならなかったけれど、怪我をしそうになったり、ヒヤリとした
 出来事のこと。ノコギリで手を切りそうになったとか、気分が悪くなった
 参加者があった、とかです。
 
 毎回のイベントやワークショップ後のKPTの積み重ねが、スタッフの
 トレーニングやプログラムの改善になりますし、その中で、ヒヤリとした
 出来事を記録していくことは、安全管理に重要な「目」や「意識」を
 育てていくことになる!と思っています。
 
 3ヶ月に一度、たまった「ヒヤリハッと」の記録をどのように活用するか、
 来月のコラムでご紹介します。
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