安全管理のコラム第9回「午前中の急激な運動」 2016年7月

グリーンシティ福岡は,
九州自然歩道の活性化を目指す「九州自然歩道フォーラム」の事務局団体です。
なので,ウォーキングやトレッキングのイベントも行います。
その際に気をつけていることの一つに「午前中の急激な運動」があります。

私たちのイベントに参加してくださるのは登山や運動に慣れた人ばかりではありません。
都市部での活動やイベントが多いと,日頃は運動してないけれど
自然にふれあいたいという方も多くいらっしゃいます。年代もさまざま。
特にそのような場合,午前中の急激な運動に気をつけるのは,
身体が暖まっていない状態で急に心臓に負荷をかけたくないから。

心配しているのは「心筋梗塞」です。


参加者自身の年齢や体調,運動習慣,病歴,前日の睡眠時間や飲酒,
当日の水分摂取量,ストレスや心配事など,参加者側が持つリスク要因があります。

が,一方で「初っぱなから(10分程度でも)急な坂道や神社の石段を登る」 というような
コース設定は,明らかに運営側のプログラムによるリスク要因です。

それを避けるためには,身体が暖まるまではゆるやかなコースにする,
もしくは坂道は半分程度のペースで登る,などのプログラム上もしくは運営上の
工夫が必要でしょう(登山に慣れた方にはじれったいかもですが…笑)。

書籍「ドキュメント・山の突然死(柏澄子/山と渓谷社)」などで,
実際の事故事例を知ることができます。
午前中や行動を開始した直後のリスクが 高いこと,
そして中高年の男性に多いことがわかります。

AEDなどの対処方法ももちろん大事ですが,
まずは予防,起こさないことに 力を注いでいきたいですね。


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