安全管理のコラム第32回「事故是正報告書」2018年9月

万が一,事故が起きてしまった場合,その状況を記録し今後の対策に活かしていくことが大事です。グリーンシティ福岡では「是正報告書(事故)」という書式を用意して,状況の記録と対策の立案を行っています。建設業や施設管理などの現場では当たり前ですが,小規模なNPOや事業者,ボランティア団体などにも広まってほしい取り組みです。

 私たちの書式はA4判1枚にまとめています(画像参照)。組織によってA3判だったり数ページに及ぶこともあるでしょう。
 項目は基本的な事柄として「件名」「主催者」「発生場所」「発生日」「報告者と報告書の作成日時」。
 報告事項として「概要」「被災者」そして「発生状況」を分刻みで,事故の発生前からその後の対応の過程を記録します。発生状況があやふやなままだと,だれかに責任を押し付けたり,安易な解決策に飛びついたりしがちです。事実に基づいた有効な対策を立案するためにも,発生状況はきちんと残しておきたいものです。また,現場の見取り図や状況写真,イラストや文章での状況説明は下段に記載します。

 中ほどの「背景・原因」と「対策」の欄は,左右で対応させながら記入します。活動環境にどんな背景・原因があったかを左側に書き,矢印を引っ張って右側にそれを防ぐための対策を。現場のスタッフにどんな背景・原因があったかを書き,その右側に対策を,という具合に,様々な切り口から背景・原因を挙げ,対応する対策を立案していきます(改めて見るとうちの書式,「背景・原因」&「対策」の欄と図面等の欄を上下入れ替えた方が,考える順番としては正しいですね。なんでこのまま使ってるんだろう?)。

 この書式,私たちは「病院を受診するような事故・怪我」やそれ以外でも重大だと考えた場合に記入し,スタッフミーティング等で検討するようにしています。実際の出番はそんなにないはずですが(年に1回あるかないか程度?),このような書式を準備しておくことをお勧めします。

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