第4回(最終回) 「いたわりのコミュニティ」

もうずいぶん前のことですが、私の友人夫婦がスイス国内で著名な女流作家の自宅に
同居していた時期がありました。その時期に私がスイスを訪問し、彼ら同様に短期間
ではありましたが同居した時の話をしたいと思います。

家主でもある女流作家の方は手足が不自由で人のサポートを受けないと生活すること
が困難であり、近所のボランティアの人や同居している人たちで日々支援をしています。
ここでは、支援している人たちが若い世代の方ばかりだったこと、さらにはその人たち
がディスカッションをしてよりよい支援の仕方を模索していました。私の経験上、この
ような光景を目にすることが初めてだったため、とても深く感動したことを今でも鮮明
に覚えています。

聞くところによるとこのようなケースはスイス国内でよくあるとのことでした。スイス
では社会全体がいたわりの心をもっているのかもしれません。 日本にももっといたわり
の心、思いやりの心が社会全体に浸透していけば、ステキな社会になっていくのではと
思っています。そのためには私自身、何をすべきなのか、しっかりとしたヴィジョンを
もてるよう日々を過ごしていきたいと考えています。これは私にとって大きな課題の一つ
です。

今回を持ちまして、一身上の都合により、一旦、グリーンシティ福岡をはなれることとなり、
コラム「いろいろなコミュニティ」を終了させていただきます。
ご愛読してくださった皆様方、ありがとうございました。