
森の入り口に生えていたアオキ。三浦さんいわく「サイコーに良い状態のアオキ」。
近くに生えている同じアオキでも事情はそれぞれのよう。ちっちゃいけれど、大きな葉っぱを付けることで陽の光を浴びようとする個体も!

これもアオキですよ!1枚目の写真のアオキとはずいぶん雰囲気が違います。
暗い中でも生きていけるようにアオキがやっている工夫は三つ。
1)体を大きくしないこと
2)1枚1枚の葉を大きくすること
3)枝や幹も緑色にして「全身光合成」

こちらはヤツデ。
幹から伸びる葉柄(ようへい・葉を構成するひとつ)がとっても長いんです!
これをいろいろな長さに調整して、全部の葉っぱに光が当たるように配置しているそう。
植物ってすごいな〜と感心しました。
そして今回の観察で何度も登場したスダジイの根っこ部分。
高く育った体を支えるために「板根(ばんこん)」の状態になっています。

その板根はガッチリと地面をつかんだ手のよう。
まわりにはシイの赤ちゃんがたくさん生えていました。お母さんが大きいので
上には伸びず、横に葉を広げるように育っています。
こちらが三浦さんも大興奮の「株立ちのタブノキ」だ!!
タブにはもともと「たましい」の木という説があるそう。

全部で10本の幹ですが、これで一つの木です!
参加者のYさんから「まんなかに入ってみてください!」のリクエスト。ひげさんがこの真ん中に入ってみましたよ。

まるで檻の中みたい!そうして、上を見上げますと・・・

じゃじゃーん!見えている樹冠はすべて1本のタブノキですよ!!!
「これが一本の木!!!
」「一本の樹で、クラウンシャイネス・・・。
」
チャットにもこんな感想が続々寄せられ、とても盛り上がりました。

三浦さん、福岡にお越しいただきありがとうございました!
普段歩きなれた鴻巣山がこんなに素晴らしい宝の山だったとは・・・
たくさんの感動を味わえた2時間でした。
ご参加のみなさまも長い時間お付き合いいただき、ありがとうございました!!
(令和2年度福岡市NPO活動推進補助金・新型コロナウイルス対策支援特別募集)