(一社)日本損害保険協会は毎年「全国交通事故多発交差点マップあなたの地域の事故多発交差点はここだ!」を公開しています。

 各都道府県ごとにワースト5が挙げられていますので、お住まいの地域を確認してみてください。ちなみに福岡県の令和2年のワースト5(6箇所)は下記の通りです。

  1. 針摺交差点(22件)

  2. 六本松交差点(15件)

  3. 安部山入口交差点(11件)

  4. 二先山交差点(10件)

  5. 西体育館前交差点(9件)

  5. 徳永交差点(9件)

 ワースト1の針摺交差点は、某 "ゆめのあるモール" 筑紫野店のすぐ横で、福岡南バイパスの高架をくぐる変則五差路です。確かに初見の人は停止位置を間違えたりするかもしれません。

 ワースト2の六本松交差点はこの10年名前が挙がってなかったのにはじめてワースト5に入ってきました。2019年11月に交差点改良工事が完了して右折レーンが2車線になったばかり。渋滞が緩和されてありがたかったのですが、これがなにか関係あるかどうか…?

 

 ついでですので範囲を福岡県全域から福岡市内のみに狭めて、平成22年以降の11年間でワースト5に挙げられた回数を交差点ごとにカウントしてみました。

 6回___蔵本

 5回___千鳥橋、渡辺通1丁目

 3回___美野島、新二又瀬橋

 2回___渡辺通4丁目、立花寺北、博多駅前3丁目、

     外環西口交差点(旧青果市場入口交差点)

 1回___半道橋出口、那の川四ツ角、井尻4丁目、清水四ツ角、

     愛宕、原、箱崎ふ頭西側入口、井尻六ツ角、

     ガンセンター入口、六本松、西体育館前、徳永

 

 地元の人なら「あそこかー」とわかると思います。当たり前ですが交通量が多い場所ですね。

 蔵本、千鳥橋、渡辺通1丁目は、10年以上前からワースト5に何度も名前の挙がってきた交差点ということになります。一方で、わりと毎年入れ替わりがあるんだな、とも気付きました。事故の多い交差点については信号機のLED化や車線のカラー舗装、車線工事などで改良が行われることもあります。その結果、入れ替わるのかもしれません。

 

 全国的には福岡県は、東京都・大阪府・愛知県に続いて4番目に交通事故の発生件数が多いです(2020年度)。そして全ての事故発生件数を分母にした交差点(付近)での事故発生率は53%前後です。

 みなさまどうぞ安全運転で!