今年度最後の「環境のための小さな一歩シリーズ」は、草の根的な活動で炭を焼いている人たちの取り組みを紹介しました。

最初に志賀から、炭焼きをすることの意味や効果について説明し、2024年度から海の中道海浜公園のイベント「まつばら楽校」で実施している松葉の炭づくりについて紹介しました。
2月9日の松葉の炭づくりの様子はコチラ→http://www.greencity-f.org/blog-post/397841

続いて、ゲストの2団体から炭焼きの実践的なお話を伺いました。

福岡市水源林ボランティアの会(https://r.goope.jp/suigenn/)さんは、今年度完成した炭焼き窯を紹介。
活動で出た間伐材を有効活用できるとともに、温暖化防止にも貢献できる炭焼きを、今後、森林体験のプログラムとして活用していきたいと期待されています。
だけどまだ始めたばかりの炭焼き。これから炭焼きの手順や管理方法を熟練者から受け継いで、多くの会員が携われるようにしたいとのことでした。
参加者からは、窯の制作に向いている土の成分や完成までにかかった時間など、具体的な質問が出ており興味津々な様子でした。

佐賀県基山町で竹林を整備してるNPO法人かいろう基山さん(https://kairoukiyama.jimdofree.com/)は、平成20年度から本格的な整備を開始。現在は火曜日から土曜日まで毎日活動しているそうです。
長年の活動や構成から、令和6年4月には緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰を受けれらたのだそう。
竹林の整備活動を柱に、ボランティア養成や竹の資源化の取り組みといった「竹の循環システム」が構築されており、感心してしまいました。
実際に竹を焼いて作った竹炭や木炭は軽くて美しかったです。

後半は、参加者とゲストのみなさんを交えておしゃべりタイム。
どのグループも熱く盛り上がっていました。

保全活動で出た材を炭にすることで気候変動にも貢献できるこんな取り組みが、どんどん広がるといいですね。

参加者のみなさま、ゲストの2団体のみなさま、ありがとうございました。

(主催:まもるーむ福岡)