グリーンシティ福岡では、年3回、(一社)福岡市造園建設業協会さんが行う花壇の植替え活動の、現場コーディネートを行っています。福岡市職員のみなさんや園芸福祉ふくおかネット、緑のコーディネータのみなさんと一緒に取り組む花苗の植え替えです。

2025.5.23 花と蝶の憩いの場づくり

2024.12.6 花と蝶の憩いの場づくり

2024.9.13 花と蝶の憩いの場づくり

 

このような花壇の活動、まちなかですし大きな危険は無いように感じますが、気をつけておきたいこともチラホラ。

特に、一般の方や自転車が通行する歩道・車道に面した場所、木陰が少なくアスファルトの熱が感じられる場所などでは、森や自然の中とは違ったリスクも出てきます。

例えば…

 ○通行人や自転車とすれ違うときにヒヤリ

 ○車道側にうっかり道具が転がった

 ○日差しが強く、熱中症になりかけた

「都市型・まちなかの花壇づくり」での安全対策として、現場の運営者やリーダーが心得ておきたいことを整理してみました。

 

【作業前】事前準備とオリエンテーション

 □ 歩道や車道との境界を確認(見えにくい段差や勾配は?)

 □ 道具や荷物の置き場所を決めておく

 □ 参加者が通行人や自転車と交差する導線を無くす・減らしておく

 □ サインや(必要なら)三角コーン、ロープで作業エリアを明示

 □ 視認性の高いベストや腕章などで作業中であることを明示

 □ 参加者への道具の使い方、注意事項、体調管理などの説明

 □ 初参加者や体調不良者の把握と安全ルールの共有

 □ 熱中症予防のため、日陰や休憩場所、お手洗い、自販機などの案内

 

【作業中】現場での目配りと声がけ

 □ 参加者の位置、体調に目を配る

 □ 通行人、自転車が近づいたら声掛け、必要なら手を止めてもらう

 □ 作業道具や参加者が通行をふさがないよう注意

 □ スコップなど作業道具を歩道や車道に突き出さないよう声がけ

 □ 車道に近い場合、車両の誘導

 □ 参加者への体調管理(水分補給、日よけ)の声がけ

 

【作業後】撤収と今後の改善に向けて

 □ ゴミや道具の置き忘れがないか確認

 □ 歩道上の泥や落ち葉、水を清掃して転倒を防止

 □ 忘れ物・ケガの有無、ヒヤリハットの共有

 □ 改善点等を含め、スタッフふりかえりをKPT等の形式で記録

 

「一人一花運動」に取り組む福岡市では、ますます花やみどりを通じたまちづくり、コミュニティづくりが盛んになっています。

だからこそ、誰もが安心して関われるようにしたい。

事故を防ぐことも、楽しい活動の一部。そんな考えを大切にしたいと思います。

 

福岡市役所の花壇は、縁石が斜めにカットされてるのも要注意。上に乗るとうっかり歩道側にひっくり返りがちです(笑)。