先月(2025年9月)、東京の国立オリンピック記念青少年総合センターで「CONEリスクマネジメント講習会講師養成会」を受講してきました。
CONE(自然体験活動推進協議会)は、自然体験活動の推進と普及を行う全国組織です。特に安全講習会や安全管理担当者の養成講座に力を入れていて、以下の研修と資格付与を行なっています。
<資格>
リスクマネジメントディレクター
___活動現場ごとの安全管理責任者、事業担当者
リスクマネジャー
___組織や団体の安全管理責任者
<研修>
リスクマネジメント講習会(2.5時間)
___広く一般を対象にした安全管理の在り方を知る講習会。
リスクマネジメントディレクター養成講習会(9.0時間)
___活動現場での安全管理者(事業担当者など)を養成するための講習会。
リスクマネジャー養成講習会(12.0時間)
___活動だけでなく組織運営全体に関する安全管理者を養成する講習会。
私は2018年に「リスクマネジャー」の認定を受けました。
安全管理のコラム第27回「CONEリスクマネジャー養成研修会を受けて」 2018年3月
今回受講した養成会は、広く一般も含めて対象となる「リスクマネジメント講習会」の講師を認定するものです。その「講習会」の内容は下記の通り。
§1リスクマネジメントとは(60分)
§2リスクのチェックポイント(45分)
§3事故事例から学ぶ(45分)
これまで全国で60名ほどの講師が登録されたそう。福岡県内では北九州の玄海青年の家さんが毎年、講習会を開催されていますが、福岡市内で活動する講師はまだ少ないようです。今後はグリーンシティ福岡でも、地域向けのリスクマネジメント講習会を開催していけたらと考えています。
coneの安全管理講習は合宿型の自然体験やキャンプ活動に取り組む自然学校スタッフをイメージしている印象がありますが、もっと幅広い方に知っていただきたいな、と思います。
例えば、
・花や緑に関する活動を行う市民グループ
・公民館でイベントを行う人、学校や幼稚園の教職員や保育士
・企業の社会貢献や地域交流の担当者
・お子さんに自然遊びをさせたい親御さん
などなど。
安全管理というと「難しそう」「責任者に任せる」と思われがちですが、その場にいる人それぞれが自分ごととして捉えた方がリスクを減らすことができます。みんなで声をかけあい、お互いで安全・安心の場を作る文化を育てていきたいですね。
まだ計画中ですが、2026年2月28日(土)に第1回となるリスクマネジメント講習会を福岡市内の会議室で開催したいと考えています。後日、あらためてお知らせします。