(白森人)実に届かん!(緑森人)大きすぎて食べれんよ、このまま干し柿にしようかね~
年の瀬のなにかとせわしいこの時期に、ほっと一息つかせてくれるのも盆栽です。その中でも、まるで故郷のように時間の流れを緩やかにしてくれる「フデガキ(筆柿)」を紹介します。
カキノキについて調べました。カキノキ科カキノキ属、中国原産の高さ10m程になる落葉高木です。日本では古くから栽培されており、現在は品種改良で美味しい品種がたくさんありますよね。フデガキの実は筆先のように細長く先がとがっていて、不完全甘柿とのこと。
この盆栽の魅力は、実。結実までの一連の変化を愛でることができます。実もの盆栽ならではですね。庭先などにあるカキノキは、人の背丈をゆうに越しているので観察しづらいのですが、花は淡い黄色でとても可愛らしい姿をしています。カキノキ盆栽で初めて観察したとき、その可愛らしい姿に加え、既に実の雰囲気を漂わせていたのでとても感動しました。
また、木肌と樹形、紅葉も魅力的。縦に細く割れる樹皮は古木感を醸し出し、自然と動きのある枝を作るので風格があります。そして、厚みのある葉の紅葉も立派。鮮やかな赤へと色づき、やがて散り、少しの葉と実を残したその様子は、まさに年の瀬の里山風景。年越しの準備を終え、どこからか漂ってくる野焼きの匂いと冷たい空気に囲まれながら見渡す風景です。
(森人)一つ残して木守りにしよう!
実のところ、我が家のフデガキ盆栽は、実が着いた状態で今年購入したもの。ほとんどお手入れはせず、日々の水やりだけで楽しんでいます。盆栽鉢にも入れていません。そして、カキノキ盆栽はこれで4鉢目。前3鉢は病気や諸々の事情で手放したので、結実までを経験しておらず。仕立て中の若いカキノキを購入し「今度こそは!」との思いで育てているのです。ということで、今後の目標は結実できるように育てること。今ある実を食べ、鉢合わせ考えながら、元気に冬越えできるようお手入れに精を出そうと思っています。