海の中道海浜公園さんからのご依頼で実施した、ボランティアの皆さん向け「伐木研修」2回目。
事故事例や安全管理の基礎についての座学の後、午後は森に入って除伐の実習を行いました。

 

こちらの活動では大木を切ることはほとんどありませんが、植樹から10年あまりが経過した場所では、枯れ木がチラホラ見られるようになっています。

直径数cm〜10数cm、高さは10mに届かない程度の木が中心で、枯れ木の片付けや、混み合った場所の除伐などを行いました。

落ち着いて取り組めば、初めての方やお子さんでも安全に参加できる、やりがいのある作業ですね。

発生した剪定枝を使って、雨水が沁み込む土留めをつくりながら、30年近く前に聴講した大学の先生のお話を思い出していました。

腐葉土があるだけでは雨水は染み込みません。木々の根の跡や、モグラやミミズの穴など、大きな隙間やトンネルがあることで雨水が一時的に蓄えられ、その後、数時間〜数日かけて、周囲の細かな根や菌糸がつくる空隙へと水が染み込んでいく。

だからこそ、「長い時間、森であり続けることでできる大小さまざまな空隙のある大地」が、水を蓄えるためには大切、というお話でした。

その点で、植樹から10年ほどのこの場所は、まだ若い森ですが、ボランティアや公園スタッフの手によって、少しずつ豊かな森へと育ちつつある――そんな印象を受けました。

「ゼロからの森づくり」をコンセプトに、時間をかけて森を育てている「環境共生の森」についてはこちら↓
https://uminaka-park.jp/facility/mirainomori/

(主催)国営海の中道海浜公園