5月31日に、志賀島での保全活動「しかボラ」を実施しました。無事に終了したのですが、印象に残ったのは暑さです。

「まだ5月なのに、暑いねー!」

参加者やスタッフからもそんな声が聞かれました。

熱中症というと、7月や8月の真夏をイメージしがちです。もちろん真夏も気をつけたいですが、実は5月から6月にかけて、急に暑くなった日が要注意です。

 

その理由の一つが「暑熱順化(しょねつじゅんか)できていないこと」です。

暑熱順化とは、身体が暑さに慣れていくこと。私たちの身体は暑い環境にさらされると、汗をかいたり血流を増やしたりして体温を下げようとします。しかし、この仕組みが上手に働くようになるには数日から数週間かかると言われています。

 

つまり、5月や6月は身体がまだ暑さに慣れていない状態。

同じ30℃の日でも、

 ・5月の30℃

 ・8月の30℃

では、身体への負担が違う場合があります。

環境省も毎年、5月頃から熱中症への注意を呼びかけています。「まだ夏じゃないから大丈夫」と油断している時期こそ、かえって危険なのかもしれません。

 

対策としては特別なことではなく、

 ・無理をしない

 ・こまめに水分を補給する

 ・汗をかく機会を少しずつ増やす

 ・朝食をしっかり食べる

といった基本が大切です。

 

このコラムでも、これまで熱中症について何度か取り上げてきました。

 第19回「熱中症になりにくい身体」2017年7月
 http://www.greencity-f.org/article/15733701.html

 第29回「屋外作業の熱中症4パターン」2018年6月
 http://www.greencity-f.org/article/15958826.html

 第53回「例年以上に熱中症に注意?」2020年7月
 http://www.greencity-f.org/article/16295796.html

 第97回「熱中症と電解質」2025年4月
 http://www.greencity-f.org/blog-post/401673

ご興味のある方は、あわせてご覧ください。

 

真夏の熱中症には誰もが注意します。

でも、梅雨前の暑い日には意外と無防備になりがち。

これからますます暑い時期を迎えます。

まずは身体を少しずつ暑さに慣らしながら、安全に自然を楽しんでいきたいですね。